サービスレベル合意書SLA 【ITパスポート資格攻略ノート】

しろくま教授
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いきなり!過去問!

こんな問題に正解できることがゴールです

過去問 ITパスポート試験より

システムに関して”障害からの回復を3時間以内にする”などの内容を,システム運用側と利用側の間で取り決める文書はどれか。

ア:サービスレベル合意書

イ:ソフトウェア詳細設計書

ウ:提案依頼書(RFP)

エ:プロジェクト憲章

ア:サービスレベル合意書

しろくま教授
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解説!

サービスレベル合意書 
SLA :Service Level Agreement


サービスの品質保証に関して、
サービス提供者とサービス利用者の合意を定めた文書


SLAには、

サービスの定義、内容、範囲、品質、達成目標、
目標水準を達成できなかった時のペナルティなどを記述します。

SLAを定めることによって、利用者と提供者の双方に次のようなメリットがあります。

  1. 双方がサービスレベルについての共通認識を持つことができる
  2. 委託者は、サービスレベルの妥当性を確保でき、サービスが未達成時は保険となる
  3. 提供者側は、サービス提供の責任範囲を明確化することができる
しろくま教授
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サービスレベルとは、利用者に提供されるサービスの品質のこと

その他関連する文書


ソフトウェア詳細設計書

ソフトウェアまたはソフトウェア構成部品について、コーディング及びテストが可能な段階まで詳細化した設計書

提案依頼書(RFP)

情報システムの調達を予定している企業・組織が、発注先候補に対して具体的なシステム提案をするように求める文書

プロジェクト憲章

プロジェクトの背景や目的、実施要綱、方針などを決めてプロジェクトを公式に立ち上げるために作成される文書

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SLAの略語から、(Service Level Agreement)を思い出せるようにしておきましょう

過去問 ITパスポート試験より

利用者がITサービスプロバイダと契約する際,双方の間でサービスの品質と範囲を明文化する文書はどれか。


ア:サービスカタログ

イ:サービス文書

ウ:サービスレベル合意書

工:サービスレベル要件

ウ:サービスレベル合意書

しろくま教授
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同じテーマでもう一問!

ITパスポートの過去問より

SLAには,サービス提供者とサービス利用者との間で合意されたサービス内容などの取決めを記載する。SLAを取り交わすことによって得られるサービス提供者とサービス利用者双方の利点として,適切なものはどれか。

ア:サービスの実施内容に基づき請求料金の妥当性を証明することができる。

イ:サービスの内容,提供範囲,要求水準に関する共通認識をもつことができる。

ウ:サービスの内容が不十分な場合に料金の見直しを要求することができる。

工:サービスの内容に関する過剰な要求を受けることなく業務を遂行できる。

イ:サービスの内容,提供範囲,要求水準に関する共通認識をもつことができる。

ITパスポートの過去問より

SLAの中に含めるサービスレベルに関する条文の例として,最も適切なものはどれか。ここで,甲は委託者,乙は提供者とする。

ア:乙が監視するネットワークにおいて回線異常を検知した場合には,検知した異常の内容を60分以内に甲に報告するものとする。

イ:乙は別に定める秘密事項を第三者に開示しないものとする。ただし,事前に甲から書面による承諾を得た場合はこの限りではない

ウ:作成されたプログラムなどに瑕疵(かし)があった場合,乙は別に定めるプログラムなどの検収のための引渡しの日から1年間の瑕疵担保責任を負うものとする

工:納入物に関する著作権は乙に留保される。ただし,甲は本件ソフトウェアの著作物の複製品を,著作権法の規定に基づいて複製,翻案することができる。

ア:乙が監視するネットワークにおいて回線異常を検知した場合には,検知した異常の内容を60分以内に甲に報告するものとする。

が正解


イ:乙は別に定める秘密事項を第三者に開示しないものとする。ただし,事前に甲から書面による承諾を得た場合はこの限りではない

⇨これは秘密保持契約(NDA)の条文例です

ウ:作成されたプログラムなどに瑕疵(かし)があった場合,乙は別に定めるプログラムなどの検収のための引渡しの日から1年間の瑕疵担保責任を負うものとする
⇨業務委託契約の条文例です

工:納入物に関する著作権は乙に留保される。ただし,甲は本件ソフトウェアの著作物の複製品を,著作権法の規定に基づいて複製,翻案することができる。

⇨ライセンス契約の条文例です

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